掻く
無意識に掻いてしまう。
アトピー性皮膚炎だけでなく皮膚炎を持病とする人は「掻く」行為で無意識にストレスを発散している。
「掻く」行為は気持ちいいのだ。
だから認知療法で掻く行為をしていると気づいたらすぐにメモに書き出すというやり方もある。
そんなに痒くないのに(痒みがないのに)掻いている自分を知ることで掻く回数を減らすことができる。
掻くことをやめると皮膚を傷つける事も減り、症状が改善されていく。
ローリング療法は残念ながら皮膚炎に関しては苦手だ。患者さんが苦しむからだ
ローリングの刺激で血行が良くなり、ローラーが皮膚を刺激するので「痒み」が強くなるのだ。
アトピー性皮膚炎の方が来院されると、必ずその説明をします。
今日の施術で痒みが酷くなるかもしれません。それでも受けますか?
ローリングで体質改善したいと来られるアトピー性皮膚炎の患者さん。
半年は痒みとの闘いになりますよ
と説明する。
今までに2人痒みを乗り越えた。今も体調が悪ければ肌は赤くなっているけと、来られた時よりうんと症状はよくなっている。もう掻きむしり傷は無い。
素晴らしい忍耐力だと感心しています。
患者さんの肌の赤み具合でその日の体調がわかる。 ローリングを上手に健康管理に役立てられている。
なくて七癖。やめたい悪癖があるなら、書き出すことで悪癖を認知し自分の意思でやめることができる。
アレルギー体質のかたは、いつ症状が酷くなるのか?その時の状況を記録するだけでも、予防策が見つかるかもしれない。