セラピストにいなさんのローリング日記

施術歴25年の施術師がローリング療法で免疫力アップの臨床例紹介

動養のすすめ

動養(どうよう)これはローリング創始者の造語かも知れない

「動いて治す」と言う意味

 

ローリング療法で言う「動かす」は狭義で言えば血液を動かすこと。

ローリング療法の手技で血液循環を改善させて自然治癒力を向上心させることがローリング療法の目的です。

広義で「運動」も入ります

 

今から50年前の医療は「寝て治す」治療。

盲腸でも白内障でも帝王切開でもそれは大袈裟に大切に患者を「安静」にさせた

寝返り返りもできない保定具を着けてだ。

 

ローリング療法は50年以上まえからありますが、その頃に「動いて治す」考え方を持っていた創始者はやはり「創始者」にふさわしい。

「動養」の反対語は「静養」である。

昔の人はよく体を動かしていたから「静養」

という考え方も正しいかもしれない。

 

体を動かさなくなった現代人には、いいえ、現代医療では「すぐに動かす」が常識となっている。

 

「寝たらなおる」この考え方が一人歩きして個々十人十色の解釈がされていて、ご高齢者は人生経験より、そしてやっかいなのは運動経験の少ない人もまた、「動養」を受け入れられない。

 

「朝、起きたら痛いんやけど、動いていたら痛み消えるねん」

これこそ「動養」である。患者様は無意識にやっているのに

「動いて楽なるんやから動こうよ」

「えぇ!痛いのに?」

不毛である。

 

車も動かさないと錆びて動かなくなる。

 

ヒトも同じで動かすと血液循環がよくなり、筋肉が柔らかくなり、動きやすくなる。

この状態を少しでも長くキープできるようになれば、体力も付いてくる。

でも動き始めは「痛み」があるのだ

この「痛み」に人は意気消沈させられてしまう。

よし!と頑張ってくださって筋肉痛でまた意気消沈されるケースもある。

「ボチボチ」である

動養は自分に問いながら行います

「もう少しやれる?」

「ここまでにしよう」

「後1回で終わり」

「やっぱりもう止め!」

 

主治医はあなた自身だ。

お医者様でも我々でもない。私たちはあなたの健康をサポートするアドバイザーと考えてほしい。

 

病気の原因を作るのもあなただから治すのもあなたのだ。

じっと自室で病気の情報ばかり漁っていたら、頭ばかり疲れて心と体のバランスまで崩れてしまう。

 

外の空気を吸おう、少しでいい散歩しよう。

ちいさくても逞しい自然の力をみかたにしよう。

からだのエンジンをかけることが「動養」の第一歩である。

 

ただでさえ、こもりがちになって行くこの季節。紅葉をエサに動いてみよう。

 

#ローリング#ローリング療法