セラピストにいなさんのローリング日記

施術歴25年の施術師がローリング療法で免疫力アップの臨床例紹介

なんでわかるの?

患者様をローリングしているときに「あー、ここ疲れているなぁ」と手ごたえで考えるとふと何かが頭に浮かぶ。これは私の特異な得意技?なのですがここで頭に浮かんだことが見事に患者様の日常にあったこととリンクします。

身体は正直なんでも教えてくれる

ローリング療法はローラーで全身をローリングすることで「くすぐったいところ」、「痛いところ」、「硬いところ」がわかります。これらがどこで発生するかで患者様の体からの「不調のサイン」を読み取ります。例えば「肝臓のお疲れ」サインは全身いたるところにあります。臨床経験が増えてくると、この反応の流れはあれかな?これかな?と憶測できるようになって遂には「どんな行動をした」がわかるのです

いつもお二人で来られるオシドリ夫婦。旦那さんの背中がこんもりしています。季節は夏でお酒が大好き。ふとかき氷にブランデーが頭に浮かぶ。
「もう、かき氷にブランデーかけて食べてたらあきませんよ!」と私が突然口にすると
旦那さんビックリ!奥様も私の発言を聞いて「えぇ!」
旦那さん「お前話ししたんか?」
奥様「してないよ」
「あら、当てちゃいました?」と笑顔で私
旦那さん「こわー!悪いことしたらばれてしまうやん」
「あら?やましいことございますの?」と笑顔でからかう私。
「先生、主人何か悪いことしてたらすぐに教えてくださいね」と追い打ちするように奥様
墓穴を掘ったと苦笑する旦那様
「ほかの患者さんに「水まんじゅう食べたやろ!」って先生が話してるときにまさかと笑ったけど・・・びっくりですね」
なぜに当ててしまうかは私もわかりませんが、この特異技も患者様との信頼関係構築の1要素になっています
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もちろん、食べ物だけでなく仕事面でも浮かんできます。だからここを狙おうと施術の組み立てに大いに役立っています。