庚申さん
今年の1月 18日は「初庚申」です。
庚申(こうしん)ってなに?
たまにカレンダーとか四柱生命とかでみる
私の住むところでは「初庚申」を行う数少ない場所です。
そんな「地域行事」があるので、「お手伝い」も当番制でまわってくる。
正直、無知なものなら「面倒くさい」につきる。
だけど、細々とでも続いている「初庚申」とはいったいどんな「いわれ」があるのだろうか?調べてみました。
なかなか奥深い謂れでした。
神様と同一視されて、「庚申様」は神道では猿田彦大神として、仏教では青面金剛として祀られています。
江戸時代までは民衆にまで広がったけど、明治政府より庚申信仰は迷信とされて、徐々に廃れていったそうです。
今は大きな「庚申堂」のあるお寺や神社でやっている程度です。
大阪では四天王寺の庚申堂が大きいです。
庚申信仰とは体の中にいる虫(三尸:さんし)がいてこの虫は宿主の人が死んだとき、または干支でいう「庚申」の日の夜、人が寝静まった時にだけ体外にでられるという。
早く外に出たい「虫」は庚申の夜、人が寝静まったら外に出て閻魔大王にその人の悪行を報告して寿命を短くしてもらうよう直訴しに行くので、寿命を縮められないように
庚申の夜は寝ずに過ごす信仰で、ただ起きているのはつまらないので、寝ないように趣向を凝らして現在に続いている。
我が地域ではみんなで集まり、お札とお餅をもらい、おにぎりやおでん等を食べるお祭りになっている。
前回参加したときは、選抜チームのハンドメイドだったけど、参加者の減少や高齢化から
業者に委ねることになり、お掃除位になった。
長年続いているものには続く理由があるものです。理由も伝えていかなければ、「風習」というものは「面倒」の一言で消えていく世の中になった。