ほととぎす
やっと見頃になった我が家の「秋の花」
ほととぎす
出会いは生け花での花材。私は「小原流」を習っていてけど、小原流では特別な花には特別な生け方がありました。たしか、この「ほととぎす」もそうだったように記憶しています。
自然界でさく自然な花の姿を生かす生け方。
嫁いできてこの花が庭に咲いたときなぜか嬉しかった。
全くの私事ですが、毎年萩よりもいとおしく開花を待つ花です。
ほととぎす。「鳥」は夏だけど「花」は秋。
何で同じ名前なんだろう。
なんでも花びらの斑模様が「鳥」の胸辺りの模様とにているからだそう。
「ほととぎす」を詠んだ俳句と言えば、
信長、秀吉、家康の三句が有名です。
泣かぬなら殺してしまえほととぎす
泣かぬなら泣かせてみしょうほととぎす
泣かぬなら泣くまで待とうほととぎす
誰がどの句かすぐわかりますよね
でも私が好きなのは
目に青葉 山ホトトギス 初鰹
花のほととぎすの句はなかなか「これ!」
っていうのがないなぁ
花のほととぎすは詩に詠むのも良いけど、
生け花だったり、自然のままであったり、耳で楽しむより目で愛でる方がいいなぁ。