都会と田舎
「春を探せといっても何もないわ」
都会に住むage80のご婦人は言う
前回の「今年最初のつくしを探す」お話しをした感想だ。
ええなぁ。昔はいっぱいつくし採って食べたわ。あんたはどんな風にして食べる?
すき焼きやな。
ええなぁ。うまいなぁ。
わたしは笠が開いたつくしが好きやった
なんでや?頭固いほうがうまいで。
お子さまやから、あの苦味が嫌やねん
胞子なるべく落とすんやけどな。
ここから我が家のつくし料理自慢大会が始まった。おひたし、炒め物、天ぷら、佃煮
都会では幻となったつくしの思い出話で施術所は春を楽しむ。
田舎には「自然」と言うアミューズメントがある。小さな春探しもそう、視点を代えるだけで楽しめる。想像力も作られる。
人工物で出来上がった都会ではどう運動させる動機付けをすればよいのか?
よそ様の庭木を愛でるにも、マンションばかりで道のり遠く、公園に行くにも、歩いて30分はかかるそう。都会で自然をさがすのはむずかしいようだ。
小さなお花の植木鉢買う?
植物を育てることでメリハリをつけてみる?
玄関先でもベランダでも、自分の動ける所に植木鉢を置いて毎日水やり、観察して成長を楽しむ。台風の日にはお部屋の中に避難させて一緒に不安な夜を過ごすのもいいかも。
でもただ一つご注意を
ペットのCMにもありますが、
「飼えない数は飼ってはいけない」
植物もお世話も同じです。