兵どもが夢のあと
ようやく秋らしくなってきました。
もう、10年近くほったらかしの農地があります。昔おばあさんがひとり、この土地でお花や野菜を作っていました。
おばあさんの姿が見えなくなって、土地は荒れ始めた。弱肉強食なのは植物の世界も同じ。その中で逞しく生き残った花達が主人を弔うように毎年茂みの中から色鮮やかに姿を表す。
本来なら上品な華道の教材になる植物なのにそれは逞しく領土を広げている。
蔦に絡まれながらも柿が毎年実をつける
蔦のマンションにはカタツムリがたくさん住んでいた!
今年の梅雨時期に初めてたくさんのカタツムリをみました。カタツムリなんてどこに消えたのか?絶滅したか?と考えていただけに、安住の地をみつけていたのかと、感心しました。
栄枯盛衰。近隣に住宅地ができたから、あと数年もすればこの土地もまた整備されるのかもしれない。
見た目は無惨な荒れ放題の土地。しかしそこは自然あふれる生き物の高級住宅地です。