ほぼほぼ
思春期を謳歌し始めた息子。言葉が少なくなってくる。
「フフっ」と鼻で笑ったり、「あー」「うん」と母親にたいして思春期対応中である。
そんな中で冬休みの終りごろに訊ねる
「冬休みの宿題終わってるの?確認するよ?」
「ほぼほぼ終わってる」と息子
年末だてに大声張り上げた成果はあったかと私は8割位は「終わっている」と認識した。
始業式二日前に
「もう宿題できたやろ?ちょいと見せてみ?」
息子の顔が難くなる。
-出来てないよ。「終わってる」って言ったやん!
-「ほぼほぼ終わってる」って言ってたやろ?
-ほぼほぼ「終わってる」の「終わってる」は「終わってる」の「終わってる」やで全然出来てないねん!!
しばしの沈黙…
なぜそんなに余裕でゲームに没頭出きるのだ君は…
大阪人ならわかるだろうこの会話
チャウチャウちゃう?
ちゃうちゃう!
チャウチャウちゃうんちゃう?
思わずこの会話が頭をよぎった
-あんたな「ほぼほぼ」に「完了形」を持ってきたら8割がた完了してると認識するで。
あんたの場合「ほぼほぼ」に「否定形」を持ってきて「終わっていない」と言わなアカンのや!
とぶちギレる。
息子はわかったようなわからんような顔して笑いだした。
私も怒りはしたものの、自分の発言に笑いだした。
「ほぼほぼ」+「完了形」なんて文法あるか?!
そこから机に向かい宿題を点検することになる。
冬休み最終日昨夜の反省から
「宿題終わったで‼️」とどや顔で報告してくれる息子を期待したが、ゲームしている
「宿題できたんか?」
「今からするねん」
怒りは疲労回復させるのか
「あほかぁ!」
夜中まで息子と向き合う七草の夜。