アレルギーという「悪友」
子どもは1歳にしてアレルギーという「悪友」を得てしまった。
最初は半年ごと、成長につれて毎年1回アレルギー検査を行い、食物アレルギーがどの程度になったか調べる。
前回の続き。アレルギー検査結果を聞きに行った。
小児科医:「カレイ」や「イカ」に強く反応してるなぁ。白身魚なんて珍しいね。
甲殻類にも出てるわ。お母さんはこんな食材よく食べる?もしくは嫌い?
海が近いので舌平目は高級食材ではなく日常食卓に並ぶ魚である。
イカには心当たりがある。
子どものお宮参りは悪天候や諸事情から4ヶ月になって行った。
神社からいただいた物の中に「スルメ」があった。「おしゃぶりがわりや」と子どもにしゃぶらせた記憶がある。
「そんなことするからやー」
医師にあきれられた。そのときに習ったのである。乳幼児にはシンプルなたんぱく質でよいということを。
そして甲殻類。私が好んで食べない食材だ
「それや」
無意識に私自身が「アレルギー」を排除しているそうだ。だから「食わず嫌い」はあまり無理強いして食べさせるべきではないとも話された。
子どもが2歳半過ぎでようやく甲殻類を食べさせて良しとなる。
子どもはエビフライが大好きだ。おかずのローテーションにエビフライが増えた。
下の子の定期検診で今や掛かり付けになった小児科医が下の子の「湿疹」が長くあることに異変を感じた。
「離乳食前やからこの子もアレルギー検査しとこうか。」
なんてことだ!下の子はすでに甲殻類アレルギーだった
「お母さんよく甲殻類食べるの?食べなかったんと違う?」
「上の子がエビフライが大好きで週1ぐらいで食べてる」
「それや、お母さんが食べてるエビが母乳を介してこの子にアレルギーとなってるんや。だからこの子、湿疹とれないねん」
またかい!
私は妊娠中はもちろんだか、出産すぐも、母乳が出過ぎるので食材制限。そしてまた子どものために食事制限である。
「それだけ授乳中も気を使わないとアカン(いけない)のよ。お母さんの食べたものがこの子の栄養なんやからね。この子が卒乳するまでお母さんは甲殻類食べたらアカン」
白身魚も甲殻類も高級食材である。なんて経済的な子ども達だとプラス思考に切り替えて、子ども達の成長を見守った。