実例アナフィラキシーショック
上の子が1歳になるかどうかの頃、夕食に舌平目の煮付けとお粥 お味噌汁を与えた。
舌平目を食べさせたら
「えっ!えっ!えっ!」と子ども。
舌平目の小骨が混ざったかと思った。
みるみる唇が腫れ上がりタラコのように、
子どもは激しく泣き出した。
じんましんもでて顔中に赤い斑点が
「アナフィラキシーショックや!」
直ぐに夜間診療している小児科に電話した。
「落ち着いて。直ぐに連れてきてください」
子どもが電話中に嘔吐した
「吐瀉物も持ってきてください‼️」
急いで病院へ運ぶ。
なぜかこの時119番ではなく、直接小児科に電話した。本来なら救急車で掛かり付けの小児科が開いているなら連絡するのが正しいのかも。
始めて診察を受ける小児科だったけど直ぐに対応してくれたのはありがたいことでした。
病院につくころ、子どもは泣き止み機嫌がよくなっていた
「何でだろう?」
病院で私はキツネにつままれたように子どもを診察してもらう。医師も笑顔だ
「嘔吐したと聞いたから、大丈夫やと思ったんよ。自分で悪いの吐き出す元気があったんやね。なに食べさせたの?吐瀉物みせて」
病院は最悪を想定してアナフィラキシーショック対応の準備して待っていてくださいました。
「体の弱い子は吐き出す事ができなくてほんまにアナフィラキシーショックで死んでしまうからね。吐き出せて良かった。どうやら全部吐き出したんやね。」
献立を聞いて医師も何が原因やろ?と悩む
今から10数年前、白身魚アレルギー何て聞いたことはない。
卵、小麦、牛乳、ピーナッツ、そば
これが食物アレルギー5大アレルゲンだった
それ以外はまだまだ知られていない。
献立から該当しそうなアレルギー検査を行う
そしてアレルギーを押さえる薬を注射してお薬ももらった
子どもはもう元気に暴れだしたから検査結果は1週間後、その日食べさせたものは食べさせない約束で家路に着いた。
体が「異物」に反応する様をリアルに体験した。そして「異物」を体外に出したら、こんなに元気になるものかと、子どもの生命力に感動したエピソードでした。
免疫とはなんと激しいものなのだろう。そこに生命の力強さを知る。これだけ力強く生きようとする命をいとおしく思う。