セラピストにいなさんのローリング日記

施術歴25年の施術師がローリング療法で免疫力アップの臨床例紹介

名探偵

ローリング療法協会では年に4回、大阪で「研究会」、3回「講習会」を行っています。他にも勉強会はあります。

 

ヒトの健康に関わる資格ですから、「ペーパードライバー」は作りたくないから。

講習会や研究会で様々な医学知識を得られるし、技術も学べる。学んでもそれを実践しないと身に付きませんけどね。私たちの職種は技術を「体得」してナンボです。

 

さて研究会のテーマは「足趾力」足の指の力のこと。足の指が大地にしがみつかなければ、しっかりと立つことはできないし、歩くこともできないです。

 

土踏まずの大切さ、土踏まずがなくなるだけで、膝、腰、背中、肩、くび、最期は頭痛やめまいにまで症状は拡がって行きます。

 

骨を動かすために関節があり筋肉があります。筋肉は次々と連鎖するように着いてます。だから症状が全身に拡がるのです。

 

左右の筋肉の固さや筋肉量の違いで、姿勢も変わります。

足首さえ正常位置に戻せば連鎖して改善する。という理由からか足専門の接骨院や整形外科があります。

 

でも私はここに疑問を投げ掛ける。

足首が変形した原因は?

初めて診させてもらう患者さんの「今」の姿勢、痛み、主訴は結果です。なぜこうなったかを考えて原因を探すのが大切なのではないかと。

 

ローリング療法は原因を探して原因を取り除き、患者さんのもつ自然治癒力を引き出すのが目的です。原因となるべきところは痛みやくすぐったさ、固さがあります。それをローリングの技で取り除いていく。

 

ローリング療法師は名探偵にならなければ一人前ではない。目先の症状だけに着目してはいけない。

 

人生もそう、目先の利益よりも長い目で大きな利益を考えれるようにならなければ、後悔します。